from飯野恵太
YahooのLODGEより
 
 
 
 
マイクロソフトが
githubというサービスを教育機関向けに
無償化して話題になっていました。
 
 
 
 
githubを説明しようとすると
長くなってしまうので
プログラミングする上で
欠かせないすごく便利なサービスと
思ってください。
 
 
 
 
これを教育機関向けに
無償で利用できるようにしたんです。
 
 
 
 
このサービスを普通に使おうとすると
年間で3万円近くかかるので
これを小中校での利用を全て無料と考えると
何百億もの価値を無料で提供することになるはずです。
 
 
 
 
でも、彼らはこのサービスを教育機関で
無償化したんですね。
 
 
 
 
なぜだと思いますか?
 
 
 
 
このニュースを読んだ時に
ハリウッドでのカメラレンタルの
ビジネスモデルを思い出しました。
 
 
 
 
ハリウッドは言わずと知れた
映画産業のメッカですよね。
 
 
 
 
ここには、映画監督を志す学生が
たくさんいるんですが
映画を撮影するのに欠かせないのが
カメラですよね。
 
 
 
 
ハリウッド映画で使うカメラって
目玉が飛び出すほど高いらしいのですが
この高級なカメラをメーカーは無償で
貸与するという文化があるらしいです。
 
 
 
 
貸してもらった学生は
そのメーカーのカメラの使い方に慣れますから
プロの映画監督になったあとも
そのカメラを使う可能性がすごく高くなるらしいです。
そして、何千万円とする高級カメラを
学生の時に無料で貸してもらったメーカーから
購入するようになるんですね。
 
 
 
 
カメラメーカーは未来のスピルバーグに
先行投資をしているんです。
 
 
 
 
冒頭で紹介したgithubも
これと同じ考え方をしてますよね。
きっと。
 
 
 
 
学生のときにgithubを使って
その使い勝手の良さに慣れ親しんでいたら
社会人になっても
githubを有料で使うって人が
たくさん出てきますよね。
 
 
 
 
この先行投資をする考え方って
すごく大切ですし
社会的な意義も大きいですよね。
 
 
 
 
最初っから利益を出そうとして
学生にも定価で販売したら
そもそも売ることが難しいですし
便利なサービスを使えないので
学生の成長速度も下がっちゃいますよね。
 
 
 
 
マイクロソフトやハリウッドのカメラメーカーが
先行投資の考え方って
学生にとっても、社会にとっても
それぞれの会社にとっても有意義ですよね。
 
 
 
 
利益を先送りすることで
結局大きな利益を手にすることができる。
すごくいい例ですよね。