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from 飯野恵太
馬車道のスタバより

少し前に、テレビをみていて、こんな話題をやっていました。
それは、「いつから出川哲朗は女性から嫌われなくなったのか?」
というものです。

少し前までは、ananとかがやってる雑誌のアンケートで
女性が嫌いな男性芸能人で、毎年1位に輝くぐらい
出川哲朗は女性から、キモいとか言われながら嫌われていたのです。

でも、最近の女性に出川が昔嫌いな芸能人でずっと1位だったって知ってますか?
って聞くと、「え〜?うそー?!」という反応をしてたんです。

なんでこんなことになったのか?
その理由は、出川が急にイケメンになったからではありません。
これには、とても日本人らしい理由があったんです。
それは、「女性が嫌いな芸能人」と言われなくなったからなんです。
その番組でも言っていましたが、ananが毎年、嫌いな芸能人のアンケートを
取っていたのですが、そのアンケートを取るたびに、出川が1位になるので、
それではつまらないから殿堂入りにしたらしいのです。

つまり、その年以降、嫌いな芸能人1位ではなくなったのです。
殿堂入りなのでつまりランク外になりました。

だから、世の女性が、「出川は嫌われている」という認識を持たなくなったんです。
つまり、日本の女性は、みんなが出川を嫌いと言っていたから、私も嫌いだ!
と言っていたのです。

なんとも主体性がなくて腹が立ちますけど、
これが真実なんです。これが人間なんですね。
「自ら決断できる人間は5%しかいない」
と、誰かが言っていましたが、まさにその通りで、
それ以外の95%の人間は、まわりの行動をみて自分の行動を決めているのです。

これが社会的証明というやつです。

少し前までは、「みんなが出川が嫌いだから、私も嫌い」だったのです。
だからこそ、先生は「顧客の声」を死ぬ気で集める必要があるのです。
あなたの患者さんも、「出川が嫌い」と言っていた女性も同じ人間です。

みんなが「いい!」と言っていたら、そう思い込むのです。
みんなが「白」と言っていたら、黒でも白なんです。
自分で決断することができないからこそ、
先生が導いてあげる必要があるのです。

顧客の声はあらゆるところに使ってください。
もしまだ、あなたの院の壁が顧客の声で埋もれていなかったら、
まず取り組むべきはそこからです。