from飯野恵太
二子玉のスタバより
 
 
 
 
僕はこう見えて
小学1年生から6年間
ピアノを習っていました。
 
 
 
 
小学校の合唱コンクールでは
ピアノ伴奏をすることもあったほどです。
 
 
 
 
でも、小学校のときは
本当にピアノのレッスンの日が
苦痛でした。
 
 
 
 
友達と遊びたいのに遊べないし
出された課題曲を練習しないといけないし
ピアノの先生は怖いし。
 
 
 
 
小学生の頃は
怒られないように
しぶしぶ練習して
レッスンをこなすという
ようなそんなピアノとの
接し方をしていました。
 
 
 
 
中学校にあがってからは
ピアノのレッスンもやめたので
弾くこともほとんどなかったのですが
高校に入学してから
あるきっかけでめちゃくちゃ
ピアノを弾くようになったのです。
 
 
 
 
高校の音楽の授業で
「コード」の概念を
教わったんです。
 
 
 
 
今まで、小学校のときは
ひたすら「指の訓練」という感じで
楽譜通り間違いなく弾くために
指の動きを反復練習する。
こんな感じだったんですが
コードを教わることで
音楽ってむちゃくちゃ
面白いなって考えが変わったんです。
 
 
 
 
コードって
CとかFとかDmとか
そういうヤツですね。
 
 
 
 
例えば、楽譜にメロディが書かれていて
そこに、コードが載っているのですが
そのコードに従って伴奏を弾くと
どんな感じで弾いてもちゃんと曲になるんです。
 
 
 
 
Cコードだったら
ド・ミ・ソの組み合わせなんですけど
このド・ミ・ソをどんな風に弾いても
いいんです。ドミソミドミソミ♪って
弾いてもいいですし、ミソミソドドド♪って
弾いてもいい感じの曲になるんです。
 
 
 
 
コードに従えた自分の好きなように
伴奏を弾くことができるんですね。
 
 
 
 
コードさえ覚えちゃえば
一瞬で、ピアノの伴奏を
弾くことができるようになっちゃうんです。
 
 
 
 
メロディ部分さえ練習すれば
コードは好きなように
自分で付けて弾けるので
好きな曲をどんどん自分で
弾けるようになるんです。
 
 
 
 
もうそのことが楽しくて楽しくて
しょうがなくて、もらった教科書の中の曲を
1年間で50曲くらい弾けるようになっていました。
 
 
 
 
おそらく、小学校6年間で弾いた曲数よりも
多いと思います。
このとき初めて自発的にピアノのレッスンを受けたいな!と
思うようになりました。
 
 
 
 
人のモチベーションには
4つの段階があると言われているんですが
このときの僕は、間違いなく
最上位のモチベーション
「イントリンシックモチベーション」によって
ピアノを弾いていました。
 
 
 
 
モチベーションの段階ってどういう
段階があるかというと
 
 
 
 
1、無気力
なんにもやる気がない状態
 
 
 
 
2、アメとムチ
直接的な利益を得ることを目的にしたり
サボったら怒られるから、それを避けるために
行動するというような状態です
 
 
 
 
3、自律的規制
自分の将来の目的達成のために
自分で納得した行動を取る状態。
例えば、スポーツでいうと
全国優勝するために
本当は女の子とデートしたいけど
それを我慢して、厳しい練習に
耐えるという状態。
 
 
 
 
4、イントリンシックモチベーション(内在的動機付け)
活動そのものへの喜び。
自分の中だけに動機がある状態。
やること自体がゲームのように楽しくて
夢中になってしまう状態。
デートを我慢して頑張るとかではなく
デートなんかより楽しくて熱中しちゃう状態
 
 
 
 
小学校のときの僕のピアノへの接し方は
確実に、2のアメとムチで
合唱コンクールの伴奏を獲得するときに
一時的に3の自律的規制の
状態で頑張る程度でした。
 
 
 
 
自分で経験してみてわかりますが
やっぱり、アメとムチの状態では
やることそのものに
夢中になってる人に勝つのは
かなり難しいですよね。
 
 
 
 
既に大成功していて
お金も名誉も手に入れているのに
それでも、誰よりも
精を出して仕事に取り組んでるような人って
完全に、この境地に達している人ですよね。
 
 
 
 
とはいっても
いきなりこの状態を作ることは
難しいのですが
僕が「コード」に出会って
ピアノへの接し方が激変したように
この状態を作ることは不可能ではありません。
 
 
 
 
ホリエモンも言っていたのですが
仕事をゲームのように楽しめる
要素を見つけることが大事だと
言っていました。
 
 
 
 

見方を変えたり、楽しみ方を
見出すことによって
内在的動機づけに変えることは
可能なんですよね。
 
 
 
 
どうせ、一生のうちの大半を
仕事に費やすのだったら
仕事そのものを楽しみたいですよね。