from 飯野恵太
与野本町のカフェより
昨日は、マーケティングの3M「マーケット」について説明いたしました。
本日は、「メディア」について紹介したいとおもいます。
「メディア」とは、広告の媒体、つまり、商品を「何を使って」宣伝するか?ということです。
新聞、テレビ、チラシ、インターターネット、ラジオ、、、などなど。
最近Facebook広告が「良い」といわれることがありますが、
基本的にメディアには、「良い」も「悪い」もありません。
その商品に「適した」メディアはありますが、どんな商品にとっても「良い」メディアというのはないのです。
たとえば、
お年寄り向けに「肩こりを治す枕」を販売するとして、
枕にニーズのあるお年寄りのマーケットを見つけ、
そのマーケットが共感してくれるメッセージを作り、
そのメッセージを「Facebook」でとどけたとしたら、、、
そのキャンペーンは失敗するでしょう。
お年寄りは、Facebookを使わないからです。
「マーケット」「メディア」「メッセージ」
この3つを最適化する。
これが、集客、マーケティングをするうえで重要になってきます。
なので、先生の治療を必要とする「マーケット」に適切な「メッセージ」を作り、それを伝えるための「メディア」を見つける。
どれも怠らないことが重要になるのです。
そして、そのメディアには“絶対”のものはないのです。
ごめんなさい、、、
早速、話が矛盾するのですが、
その「メディア」の中でも、唯一、
どんなビジネスにおいても「最強」といわれるものがひとつだけあります。
それは、ダイレクトメール、そうハガキです。
え?と思われた方もいるかと思いますが、
あのネット業界を牽引するリーダー“google”ですら、
自社の広告主を集めるのに、ダイレクトメールを多用しています。
嘘みたいな話ですが、googleは「全日本DM大賞」まで受賞しています。
それくらいダイレクトメールに力を入れてます。
それは効果があるからなんです。
なぜ、こんな昔から使い古されたダイレクトメールを、
googleまでもが使っているのかと言うと、顧客にダイレクトに届くからです。
ふざけているわけではありません。
この、「顧客に直接届く」という性質をもっているのは、
あらゆるメディアの中でダイレクトメールだけが持っている特徴なのです。
そして、直接届くがゆえに、広告の「競争」から離脱することができるのです。
インターネットを開けば、何千、何万という広告があふれていますし、
フリーペーパーには直接競合がひしめき合っている。
リスティング広告では競いあうように単価があがり、終焉寸前。(しかも、広告の規制まで厳しい。。。)
しかし、ダイレクトメールなら顧客に“直接”届くので、
そこには競争がないのです。
競争がないから、ターゲットに「見てもらえる」可能性がケタ違いに高いのです。
この、「見てもらえる」ということは、メディアにとって、もっとも価値の高いことなのです。
※ちなみに、ターゲット(=顧客)に「見てもらえる」という点では、
ニュースレターもめちゃめちゃ効果的なのですが、これについては、
また別の機会でご紹介させていただきます。
デメリットとしては、ダイレクトメールを送るには、
「顧客の情報を手に入れなければいけない」という大きなハードルがあることです。
飲食店では、
使いたいけど使えないメディアでもあるのです。
しかし、先生は「患者カルテ」という顧客情報をもっています。
この資産を使わない手はありません!
次回は、マーケット、メディアを選んだら、そこにどんな「メッセージ」を伝えるべきなのか?その点について紹介したいと思います。
PS これがgoogleが大賞をとったDMです。もはやDMなのか?という感じですが、、(笑)