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from 飯野恵太
与野本町の自宅より

打ち合わせのために、電車に乗っていたら、車内の動画広告でこんな内容のものが流れてきた。
「一日ひとり3リットル!水道水のくみおきをしよう!」

という内容。

震災が来たときに、水道が壊れたら、水汲み場とマンションの部屋を往復するのは大変だから、いまのうちに汲み置きをしてこうという内容です。

正直にいうと、ネタかと思いました。


この広告をみて、毎日3リットルの水道水の汲み置きを震災がくるその日までずっと継続する人なんて、国内にいるのかな?とおもいました。

動画の中では、「こういう小さな心がけが大事だよねー!」みたいな事言っていたんですが、心のなかでめっちゃ突っ込んでました。「イヤイヤイヤ!」
この活動を啓発してる人ですらやってないと思います。毎日3リットルの水の汲み置き。
なぜなら、人間はそういう生き物だからです。

マーケティングでも、よくいわれるのが、「予防商品」は売れないと言われています。

なにかがあったときのために、いまのうちに◯◯しておきましょう!

という見せ方だと、人は動きません。

夏休みの後半は宿題に追われて憂鬱になるとわかっていても、7月中に宿題をしなかったように、何かの予防のためのモチベーションというのはめちゃめちゃ低いのです。

それよりも既にある課題を解決する「課題解決」の商品の方が圧倒的に売れます。人は、予防ではものは買いませんが、今ある問題を解決するためなら、お金を惜しみません。
先生から患者さんへの提案でも、「予防」に近いサービスがあったら、その予防の重要性を教育するよりも、いかに患者さんの今の「課題」の解決につながるかを伝えることにシフトしたほうが、ずーっと簡単に価値を理解してもらうことができます。
PS.一日ひとり3リットルの水を汲み置きすることが無駄なことだとは言っていません!!バカにしてるわけでもありません。とても大事なことですが、「予防」のための価値はとてつもなく伝わりづらいということです!