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from飯野恵太
大宮オフィスより
校長先生の話って、「つまらない話」の
代名詞ですよね。
小学校のときは、校長先生の話がつまらなすぎて、
クラスメイトが、朝礼で倒れたこともありました。
貧血じゃなくて、つまらなすぎて倒れたって言ってました。

なんで、そこまでつまらないかって言うと、
「大衆」に向けて話しているからなんです。
あれって「全校生徒」に向けて話してますよね。

だからつまらないんです。
とにかく政治家の演説でもなんでもそうですが、
「大衆」に向けたスピーチほどクソつまらないものはないんです。

自分に関係なく感じるからです。
響かないんです。
共感できないんです。

 

中には、演説で人を引き付けるひとがいます。
そういうひとは「あなた」という言葉を使うんです。
つまらない人は「皆さん」って使うんです。

講演している人からすると、自分 対 多数かもしれませんが、
聞いてる人からすると、自分 対 講演者の関係は1:1なんです。

「皆さん」に話しかけてはいけません。その中の1人に話しかけるのです。
この間違いは、先生の作るチラシやホームページでもよーく見かけます。
ほぼ100%の人が「みなさんの健康のために、、、」とか、
「みなさんのお役に立てるように、、、」とか
「みなさん」を連発するんです。

「皆さん」という考え方で、文章を作ると、
急に焦点のぼけたつまらないものになります。
「校長先生の話」になります。
僕も、このメルマガを始めてから、
一度も「皆さん」という言葉は使っていません。(たぶん)
いつも誰か1人に向けてその人を想像しながら書いているからです。
「あなた」は、文章を書くときに、絶対「あなた」という
言葉を使わないといけないのです。