from飯野恵太
馬車道駅のスタバより
空き時間にFacebookを読んでいたら、
友人のある一人がこんな投稿をしていました。
長年考えて練ってきたプランを実行に移す時がきました。
いよいよ(海外の国)に妻と一緒に行き、起業してきます!
骨をうずめる覚悟です!
と。
その投稿にはたくさんの「いいね!」がついていたのですが、
全然「よくないよ!」と思いました。
なんで、「長年」練ったんだよ。
なんでいきなり海外行くのよ!
しかも奥さんまで連れて!骨を埋める覚悟て、、、
危なすぎるでしょ!!!
それテストしたの?需要あるの?見通しあるの?
大丈夫なの??
心底思いました。
彼の長年がどれくらいかわかりませんが、仮に5年間練ってきたとしたら、
5年前の当時の市場と、いまの市場では全然違います。
机の上で、うんうん考えることなんかよりも、
さっさとテストをして、ターゲットからのフィードバックをもらった方がいいのです。
自分の頭だけで考えるよりも、1000倍いい商品や、販売戦略が作れるはずです。
もし、この彼がFacebookで、何度もテスト改善して、ようやく
利益が出るモデルが完成したので、◯◯に行って本格に始めます!
という投稿をしていたら、両手をあげて送り出したいと思うのですが、
「長年考えて練ってきた」自己満足のプランなんて危なっかしくて
応援どころか引き止めたいです。
先生も、何かのアイディが浮かんだとしたら、そのアイディアと心中してはいけません。
まずは、小さくテストしてください。
例えば、webサイトの制作にいきなり300万円の投資をするよりも、
一度広告メッセージを作って、それを5万円くらいでチラシ印刷して、地域に配るのです。
それで、そのメッセージやオファーで反応が取れるということがわかったら、
もっと多くの人に目に触れるように、チラシを増刷したり、webサイトで公開すればいいのです。
そのテストを積み重ねて、改善することで、より良いものを作ることができるのです。
間違っても、頭の中で「長年練って」いてはいけません。
大したものなんて作れませんから。
エジソンがとてつもない発明を生み出すときだって、長年練ったりしませんでした。
さっさと実行して、さっさと失敗して、次に活かす。
成功する人はみんなこの手順なのです。