from飯野恵太
馬車道のオフィスより
もう、うんざり。
最近僕は、ボディメイクに興味を持ち、
ゴールドジムに通いだしたり、トレーニングに関する情報を仕入れているのですが、
そのせいもあってか、筋トレ系の業者からの広告が頻繁に表示されるようになったのです。
その広告には、「ガリガリの身体が、7日間でモリモリに」という
キャッチコピーがつけられ、本当にガリッガリのおじさんが、
筋骨隆々になっている写真が添えられています。
もうやばいですね。この広告。
胡散臭くて、仕方ありません。
身体、骨、筋肉のプロである先生なら、もちろんご存知だと思いますが、
人間の身体が、たった7日間でモリモリのムキムキになるわけがありません。
筋肉というのは、適切なトレーニングと、栄養、休養を繰り返すことで増えていきます。
7日間でムキムキになる魔法なんてないんです。
そんなものがあるなら、ボディビルダーやスポーツ選手が、
あんなに苦労してトレーニングに励む必要なんてないのです。
「ガリガリの身体が、7日間でモリモリに」の広告からすると、
ボディメイクに興味があり、ゴールドジムにも通っている僕は
最高のターゲットのはずなのに、その胡散臭さのせいで
見向きもされなかったのです。
広告を作る時の教訓としてこんな言葉があります。
「100%信じられない、ものすごい約束よりも
100%信じられるそこそこの約束」
つまり、広告で提案していることがとてつもなくすごい内容だったとしても、
その信ぴょう性が低ければ、意味がないということです。
「ガリガリの身体が、7日間でモリモリに」ではなく、
「90日間で、理想の大胸筋を手に入れる方法」だったら、
僕は、その広告にがっつり注意をひかれて、隅々まで読んでいたでしょう。
先生も、忘れてはいけません。
「100%信じられない、ものすごい約束よりも
100%信じられる、そこそこの約束」