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from 飯野恵太
横浜の自宅より

この前書いた、子供と本気で遊ぶという
エピソードのメルマガに、たくさんの
反響をいただきました。

クライアントのある先生からは、
先生の弟さんも、甥っ子、姪っ子と
本気で遊ぶので、とても子どもたちから
好かれれてるとメールをいただきました。

なので、この話には、とても共感してもらったんです。

しかし、続けて、その先生から
こんなコメントがありました。

飯野さんが、よくメルマガで書いている
「ザイオンス効果」(単純接触効果)について、
一部納得のいかない点があります

その先生が言うに、
ザイオンス効果が本当なら、
毎日顔を会わす、夫婦は離婚なんか
しないはずだと。

確かにそうですよね。

あと、コンビのお笑い芸人とかで
よく聞く話ですけど、
最初は仲がいいからコンビを組んだけど、
長年やっていたら、口もきかなくなる。

とか。

確かに、単純接触効果があるなら、
お笑い芸人だって、コンビの期間が
長ければ長いほど、仲良くなっていくはずです。

僕も気になったので、
この件について、少し調べてみました。

すると、ザイオンス効果には、
「嫌い」「不快」と感じた対象に対しては、
会えば会うほど、逆に嫌いになるという
効果があるみたいなのです。

逆ザイオンス効果ですね。

第一印象で「嫌い」と思った場合でも、
関係性の途中で「嫌い」と思った場合でも、
この逆ザイオンス効果が働くみたいです。

一度、嫌いと思ってしまうと、
それから先、どんどん嫌いになってしまうのです。

夫婦でも、コンビの芸人でも
一度ひびが入ってしまったら、
その状況を改善しないまま、
毎日を過ごしていたら、
どんどん関係性が悪化する
ということです。

これは、すごく重要な気付きでした。

あと、ザイオンス効果にも、反応の鈍化と
ピークがあるようです。

1〜10回までの接触での好感度の上昇と
11〜20回までの接触での好感度の上昇では、
前者の方が、高感度はあがりやすいということです。

そして、最終的には、接触回数が増えただけでは、
高感度があがらない状態になるということです。

奥が深いですね。

このような、注意点があるものの、
やはり、ザイオンス効果は、治療院経営
ビジネスにおいては、とても大事なことで
あることは変わりはありません。

嫌われるようなことをしなければ、
(ある程度の回数までは)接触の回数にほぼ比例して、
好きになってもらえるのですから。

でも、こういう疑問をもつのって
いいことですよね。
僕も勉強になりました。