from 飯野恵太
品川のスタバより
「国算理社英プ。」
栄光ゼミナールが、
こんなヘッドラインで
広告を出していました。
おもしろいですね。
「プ」って何だよ!
って気になって、
広告読みたくなりますよね。
いま話題になってるから
プログラミングですかね?
答えを知ってる人がいたら
教えて下さい。
さて、話は変わりますが、
先生は「ハーディング」という言葉を
聞いたことありますか?
これは、群れをなすという意味の言葉で、
いわゆる、「社会的証明」ですね。
お店に行列ができていたら、
無条件で「良さそうだから行ってみよう」と
なるやつです。
他人の行動によって、発生する「ハーディング」は
先生もよく知ってると思いますが、
実は、このハーディングは自分自身の行動でも
発生するのです。
どういうことかというと、
普通、ひとの購買行動というのは、
他の商品との品質や価格を比べたり、
慎重に行われます。
しかし、自分が一度でも
購入したもので「良い」と感じた
経験があると、その後は、
慎重な判断をせずに、
その購入を続けるというものです。
自分が「いい」と一度思ったのだから、
これからも、その判断は正しいだろ!ってことですね。
また、スタバの例を出しますが、
通常スタバでコーヒーを買い続けるのって、
コスト的に割りにあわないと思うんです。
他のコーヒーショップの倍くらいしますからね。
でも、スタバでの利用体験が「良い」ものだったら、
その後は、冷静な分析などはせずに、その判断を続けるのです。
よく、男性は、30代までに
お気に入りの飲み屋をみつけると
一生通い続けるって話を聞きますが、
これも自己ハーディングの典型的な例ですね。
ちなみに、余談ですが、
何かのテレビで、中尾彬が
グルメって紹介されてて、
中尾彬は、お気に入りのある寿司屋の
寿司しか「寿司」として認めてない!
と、豪語していました。
他にうまい寿司屋いっぱいあるだろ!
この食通かぶれが!
全寿司屋に謝れ!
って思ったのですが、
これも、自己ハーディングなんですね。
他においしいお寿司屋さんはあるけど、
自分が一度「最高」と思った寿司屋さんがあったら、
もう、それが自分の中で正しいのです。
他の選択肢を探す余地もありません。
このお寿司屋さんにとっては、
常連になってくれるので嬉しいことですが、
グルメを語るうえではどうなの?とは
思いますが、、、
はい。
つまり何が言いたいかというと、
一度でも顧客に最上の体験、
満足いくサービスを提供すると、
そのあとも継続してくれる可能性が
高いということです。
初回の来院時は、割引価格で提供していることも
多いと思いますが、だからといって手を抜いてはいけないんですね。
最初の接触時に、患者さんに
感動してもらうことが重要です。