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ワールドポーターズのスタバより

昨日は、妻が友達の結婚式に出席したので、
息子と二人でお留守番でした。

お留守番とはいっても、
息子は基本的には、散歩が大好き。
家の中でじっとしていると、
ギャン泣き、大爆発するんです。

晴れていたらすぐにでも
散歩に出かけたかったのですが、
外はあいにくの雨模様。

掃除機ロックを歌って
あやしていたのですが、
限界に来たので、雨の中
ベビーカーにレインカバーをかけて
出かけることにしました。

全身びしょ濡れになりながら
目的地についたのですが、
その瞬間ピタッと雨がやみ、
からっからに晴れました。

あると思います。

なんかすっごい損した気分でした。
実際には、帰りの道が晴れてるから
得してるはずなんですけど、
なんか損した気分。

これに似てるようで、全然関係ない話をします。

ひとは、手に入れる前のものよりも、
既に手に入れた者のほうが、より
高い価値を感じるんです。

マグカップをいくらで買うのが妥当化?
逆に、いくらで売るのが妥当か?
と、被験者にアンケートする実験がありました。

すると、買値よりも売値の方が
ずっと高い価格になる傾向があったのです。

同じマグカップなのに。

マグカップが自分のものになった瞬間に
自分にとって、そのものの価値がすごく高くなるのです。

これは、マーケティングでも活用されていて、
特に、先生はこれを医療機器などでよく「仕掛け」られています。

医療機器などは、デモ機の貸出しがあるのが
通例ですが、これは、メーカー側も
試しに使ってみて効果を実感してほしいという
目的もありますが、その裏には、一度手にすると
価値を高く見積もる人間の行動心理も巧みに利用しています。

デモ機を導入して、もし購入をしない場合
当然、そのデモ機は返却しなければいけません。

この返却時に、先生は痛みを感じているのです。

デモ機を手にする前は、100万円くらいの価値だったものが、
一度、デモ機として、(短期間でも)自分のものになると、
その製品の価値を高く評価するのです。

ですから、こういう効果があるということも
忘れずに理解しておくことが大事です。

同時に、先生も、患者さんが購入前するに
「所有」してもらうには、どうすればいいのか?
ということを考えることも、とてもいいエクササイズになります。

雨の話を結びつけようとしましたが、
似てるようで全然似てない話になりました。