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from 飯野恵太
横浜の自宅より

先週の土曜日に群馬の高崎で
地元の親友の結婚式がありました。

幼稚園からのつきあいの親友だったので、
志願して友人スピーチをさせていただきました。
半ば強引に。

自分で言うのも、なんなんですが、
人前で話す機会は多いので、
プレゼンや、スピーチにはわりと
自信をもっていたんです。

今回のスピーチも、爆笑の渦で
終わると思っていたのです。
※わりとまじで思っていました。

しかし、フタを開けてみたら
全然違ったのです。

終始、一定のペースで滑り続けていました。
おもしろいエピソードを放り込んでも、
放り込んでも、一向にウケない。

むっちゃ滑ったというより、
ずーっと低空飛行を続けてるような
スピーチだったのです。

なぜだか、わかりますか?

それは、
「誰も聞いていなかった」
からです。

新郎新婦の職場の上司の方のスピーチと違って、
僕のスピーチは中座したあとの、
食事の時間に行われました。

もう、みんな話に華を咲かせて、
おいしい食事とお酒に舌鼓をうっています。

ハッキリ言って、
みたこともない僕の話なんて
微塵も興味がないんですね。

僕がどんなに豊富なスピーチを
放っても、響かない響かない。
なんせ、聞いてないんですから。

たまりかねて、
僕はスピーチの途中で、
「ちょっとみなさん!
食事をやめて僕の話を聞いて!
そこのテーブル!こっちに向け!」
と、訴えかけたくらいです。

その訴えかけのときに、
少しウケたくらいです。
まじで。

群馬県民の無礼具合、
マナーの悪さに辟易しました。
※僕は群馬出身。群馬大好きです。愛をこめて言っていますよ。

このメルマガは、自分への慰めも込めて書いていまが、
正直、僕のスピーチの内容はとても良かったと思うんです。
ちゃんとみんなが聞いていれば、会場は爆笑だったはずなんです。
でも、そもそも聞いてもらえなかった。

これは、チラシやDMと全く同じだと思いました。

反応を最も左右するのは、
広告の内容じゃないんです。
その内容が、いかに秀逸だったとしても、
そもそも見てもらえなければ、
ゴミと一緒なんです。

だから、広告でいっちばん大事なのは、
「読んでもらうこと」なんです。

みんな見落としがちなんですが、
広告の反応が出ない理由の
90%以上は、「見てない」
というのが原因なのです。

だから、広告を読ませるための
ヘッドラインがとても大事なんですね。
大見出しを読んで、注意をひかれれば
続きを読むし、そうでなければ見向きもせず
ゴミ箱行きです。

ここまで来て、
ようやく気づきました。

僕のスピーチもヘッドラインが
なかったんですね。

冒頭で、会場の注意を惹きつける
一言を放っていれば、
もっとちゃんと聞いてもらえたかもしれません。

すいません。
僕が滑ったのは、
群馬県民のマナーの悪さじゃないですね。
問題を他人のせいにしていました、、、、