from 飯野恵太
横浜の自宅より
クライアントと話しているときに、
こんな話が出てきました。
「◯◯(クーポンサイト)から
集客する患者さんは、ほぼ初回で
来院しなくなるんですよ。
やめた方がいいですかね」
「ほぼ、初回で来院しなくなる」
この言葉にひっかかったので、
さらに質問しました。
ほぼ初回で来院しなくなるって、
具体的には、どれくらいの割合ですか?
数値で教えてもらっていいですか?
そう聞き返すと、
「・・・・ちょっと調べます」
その先生は、感覚だけで
測定していて、具体的な数字を出していなかったんですね。
そして、ちゃんと数字にして調べてもらうと、
こんな結果だったんです。
そのクーポンサイトからの集客した
人数は9名だったのですが、
その数値を分析すると
2回目リピート率:66%
平均リピート回数:5.4回
LTV:24000円
ほぼ初回で終わると言っていたのに、
9人中6人は継続しているんです。
この成果に対して、かかっている
広告費は5,000円だけ。
迷う余地なく
バリバリ継続すべきですよね。
でも、その先生は
9名のうち3名が初回だけで
終わった印象が濃かったのか、
「ほぼ初回で終わる」という
言葉が出てきたのです。
これは、とても危ないですね。
状況を聞くと、
・ほぼ
・けっこう
・かなり
・あんまり
・ほとんど
こういう曖昧言葉を使う先生が
少なくないです。
この言葉を使っている限り、
正確な分析も、答えも出すことはできません。
必ず、「数字」を取り、「数字」と
向き合うようにしてください。
思っていた感覚とは全然違う
結果が見えてくることがあります。