from 飯野恵太
横浜オフィスより
突然ですが、私は昨年結婚したのですが、
まだ結婚式をあげていないんですね。
これから結婚式をあげようと思っているので
週末の休みを利用して、妻と息子と
ある式場のブライダルフェアに行ってきました。
今回参加したところ以外にも、
何軒かまわったことはあったのですが、
今回の式場では、おー!!すごいな!と
思う、内容だったのです。
最初にプランナーの方と打ち合わせをしたのですが、
その式場の会場がどうとか、
チャペルがどうとか、
一方的なプレゼンを始める前に、
そもそも、どんな結婚式を開きたいのか
詳しく聞いてくれたんですね。
しかも、そこではなんと、
僕らが結婚式を開くうえでの、「ペルソナ」を
聞き出してくれたんです。
数ある出席予定者の中で、
とくに、誰に、どんな風に喜んで欲しいのか、
その人になんて言われたいのか?を
深掘りしてきたんです。
びっくりしましたね。
広告作成でも、とても大事な
ペルソナの設定を、ウェディングプランナーがやるんだ!
と感動しました。
確かに、こういう風にペルソナを明確にしてから、
結婚式を決めていけば、新郎新婦にとって、
間違いのない式があげられるんだろうなーと思いました。
ペルソナというのは、意味的には、
仮面とか人格って意味なのですが、マーケティング的には、
「最も重要、最も象徴的な顧客のモデル」の
ことを指します。
ようは、自分の提供する商品を
どんな人だったら、一番喜んで買ってくれるのか?
というモデルのことです。
これは、広告を作り始めるときにも、
必ずやる必要があります。
ターゲットをあいまいにして、
なんとなく、「身体に悩みのあるひと」と
思って、広告を作り出すのと、
ペルソナを決めてから作るのでは、
まったくその出来が変わってきます。
ペルソナというのは、こんな感じです。
都内の杉並区に住んでいて、
43歳の女性で、
家族が4人で、
中学2年生と小学5年生の息子がいて、
趣味がヨガで、
パートで、飲食店で働いて、
立ち仕事が多くて、腰痛を持っている
名前は、山田花子さん
というように、一人の架空の人物を作り上げてしまうのです。
そして、この山田花子さんだったら、
どんなメッセージだったら、興味を持つか?
どんな表現をしたら、来院したいと思うか?
というのを、その人の気持ちになって考えるのです。
何か、新しい取り組みをするときも、
この「山田花子さん」に問いかけるようにするのです。
こうすることで、つくる広告の精度はとても高くなるんです。
なので、このマーケティングのアプローチで、
結婚式のペルソナを作り出そうとした
プランナーには、関心しましたね。