from 飯野恵太
新橋のスタバより
今日は、1年を通して
最大ともいえるイベントがありました。
そう。スーパーボウルです。
日本ではマイナースポーツである
アメリカンフットボールですが、
アメリカでは、国民的スポーツです。
そのプロのリーグの
ナンバー1を決める試合なんですが、
もう、尋常じゃないくらい
やばいイベントなんです。
どれくらいやばいかというと、
スーパーボウルの視聴率は
47%!アメリカ国民の
約半分がこれを観てることになります。
一番視聴率のある番組は
毎年スーパーボウルなんです。
約2億人が観てるんです。
すごいですよね。
その経済効果は、オリンピックを凌ぐとも言われているんです。
ただ、御存知の通り、日本では超マイナースポーツなので、
スーパーボウルの存在すら、テレビで紹介されることは
ほとんどないのですが、、、
しかし、この超特大イベントを観ようと
大学時代のアメフト部の友人らと3人で、
銀座のスポーツバーに観戦しにいきました。
その試合内容は、スーパーボウルの名に恥じない
本当に白熱したものになりました。
もう、手に汗握って仕方なかったですね。
僕の応援しているニューイングランド・ペイトリオッツが
ありえない大差から逆転するという超ドラマチックな
試合展開です。
とにかく、すごくエキサイティングな
楽しい試合だったのです。
ただ、観戦していたスポーツバーの
店員さんの動きで、ひとつだけ気になることがありました。
店内に10名くらいいた
店員さんが、みんな焼きそばとか
ポテトフライとかを持って、
行ったり来たりしてたんですね。
提供先のテーブルがわからなくなって
困ってるのかな?と思ったのですが、
その後、店員さん同士でこんな会話をしていたんです。
「だめだー。全然売れないねー。」
と。
え?
あの焼きそばとかポテトって
売ってたのかよ?!
たぶん、今日のスポーツバーで
店員さんの持っていた食事を
売り物と思っていたお客さんは
皆無だと思います。
誰もが、誰かに運ばれる途中の
食事だと思ったことでしょう。
そんなの売れるわけないですよね。
そもそも、売ってないんですもん。
これを店員さんひとりひとりが
ちゃんとテーブルごとに、「この焼きそばいかがですか?」って
声をかけていたら、絶対もっともっと売れていたはずです。
ボールを投げなきゃ、タッチダウンなんて
取れるわけないんです。
バットを振らなきゃ、そもそもヒットなんて
打てるわけもありません。
なのに、この店員さんのように
そもそも、「売る」「お願いする」ということをしないで、
自分の成果に嘆いてる人が本当に多いです。
これは、売る以外にもあてはまります。
よくあるのが、「顧客の声」とか「紹介」とかですね。
「顧客の声が集まらないんです」
「紹介が少ないんです」
と悩む人の、ほぼ100%の人の原因が
そもそも頼んでない、ということなんです。
頼まなければ、感想も紹介も集まるわけないですよね。
ぜひ、先生もバットを振ってください。
シュートを打ってください。
売らなければ、何も始まらないのですから。