なぜ、自分のしたいことを自分にさせられないの?from 飯野恵太
マリンアンドウォーク横浜より

横浜の赤レンガの近くに、
最近できたマリンアンドウォークという
ショッピングセンターがあるのですが、
昨日はそこに家族で出かけました。

先に妻が、息子と買い物をしていたので、
そのお店で合流したら、開口一番、店員さんに
「赤ちゃんはお母さんに似てますね」
って言われました。

なんて失礼なやつだ!
そんなこともありますね。

さて、今日は、
なんで、自分をコントロールするという
お話をしたいと思います。

あなたも経験があると思いますが、
自分をコントロールするのって、
めちゃくちゃ難しいですよね。

・毎日ジョギングをする
・ピアノの練習をする
・新しい広告をつくる
・お店のPOPを作り変える
・DMを作る

価値ある取り組み、
価値ある仕事をしようと思っても、
三日坊主で終わったり、
なかなか取り組めずに、
先延ばしにして、気づいたら
3年間もほったらかしにしてた、、、

なんてことも経験があるかもしれません。

ここであげた以外にも、
世の中では、無限に近い
「やりたかったこと」が
先延ばしされています。

悩んでいる人も多いと思います。

でもこれは、何も、あなたの意志力が
弱いから、先延ばしになっているわけではありません。

むしろ、先延ばしの問題を
自分の意志の力で解決しようと思ったら、
まず間違いなく解決することはできません。

じゃあどうやったらいいのか?

これを解決するための、
おそろしく簡単な方法があるので、
それを紹介したいと思います。

自分をコントロールするための解決策というのは、
「超シンプルな計画」です。

ようは、自分のやりたいと思っていることを
「いつ、どこで」やるのかを予め決めるということです。

あまりにも、あっさりしすぎていて、
「は?」と思った方もいると思います。

実は、自分をコントロールするために
「いつ、どこでを決める」という解決策は、
行動心理学では、奇跡とも言われるほどの
とてつもない発見だったのです。

人間というのは、本当に複雑で、
簡単に理解できるものじゃありません。

過去から現在まで、
あらゆる社会心理学者が、
人間の行動を変える事象を
探してきたのですが、
この「いつ、どこでを決める」というのは、
あまりにも、少ない労力で、
桁外れの効果をあげることのできるものだったのです。

こんな実験がありました。

ある学校で、夏休み前の高校生に
課題を出したのです。

色んな科目のテストの問題をまとめた冊子を
できるだけ、解いてくるように伝えました。

■Aのグループ
冊子だけ渡す

■Bのグループ
「いつ、どこで」この冊子に取り組むのか、
5分間だけ考えさせた

Bのグループは、夏休み前に
たった5分間だけ、超シンプルな
計画を立てさせたのです。

その結果どうなったかというと、
Aのグループは平均して、100問解いてきて、
Bのグループは、なんと、250問解いてきたのです。

夏休み前の5分で立てた計画で、
150問もの、差になって現れたんです。

これは、実行意図の形成と呼ばれるもので、
取り組みに対して「いつ、どこでやるのか」を決めるというのは、
自分を動かすのに、とてつもなく効果的な方法なんです。

もし、あなたも、なかなか自分をコントロールできない、
やりたいことを先延ばしにしてしまう。

そんな悩みがあったら、
超シンプルな計画を立ててください。

下手すれば、30秒で終わるこの作業で、
自分の行動を桁外れに変えられる可能性があるのですから。