pH

from飯野恵太
横浜オフィスより

8月4日まで、ワンピースが60巻まで無料で
公開されてますね。

僕は、いつもワンピースを読むと
アーロン編で泣いちゃいます。

ルフィの「当たり前だ!!!」で
ぶわっとこみ上げてくるんです。

人の感情を揺さぶるのが
めちゃくちゃうまいですよね。

リトマス法って知ってますか?

リトマスって、小学校のときに理科の実験で使った
あのリトマス紙です。

アルカリ性、酸性のどちかの液につけると、
ぶわっと、ぶわっと色が変わりますよね。

これを、物語の登場人物や、事件に置き換えて考えて
ストーリーを作るテクニックのことをリトマス法といいます。

小道具や事件を配置することで、
登場人物の感情や、人格をぶわっと浮かび上がらせて、
読み手の気持ちを上下させて、揺さぶるんですね。感情移入させるんです。

一般的には、このリトマス法によって、
感情の上下をたくさん作った物語のほうが
人の興味をひきつけるおもしろいストーリーになると
いわれています。

ワンピースでいうと、「回想」を巧みに使うことで、
このリトマス法を駆使して、登場人物に共感させたりますよね。

過去に起こった悲劇や、敵キャラの非道な行いを
描くことで、キャラクターに共感させたり、
怒りの感情を高めたりします。

だから、普通に敵キャラをぶっ飛ばすより、
リトマス法によって、「浮かび上がらせた」ほうが
読者は、爽快感を覚えますし、胸がはれる気持ちなのです。

で、このリトマス法は、漫画や映画だけでなく、
ビジネスにも使うことができるんです。

例えば、先生がニュースレターや手紙などで、
自己開示をすることは、患者さんとの関係性を構築するのに
とても効果的な方法です。

この時に、リトマス法を使うことで、
より患者さんの興味関心を集めることができます。

先生が過去に体験した事件、
乗り越えてきた困難、
恩師との出会い

こういった、事象をストーリーに配置することで、
先生の人柄を浮かび上がらせて、
より効果的に相手に感情移入してもらうことができるんですね。

リトマス法を使った自己開示。
ぜひ、試してみてください。