from 飯野恵太
横浜のスタバより
昨日、和歌山から都内のセミナーを受けに来た
マーケティング仲間と久しぶりに会ってきました。
彼は、僕のまだやってない
マーケティングのプランを数々試していて、
いい刺激を受けました。
意識の高い仲間と交流するのって
すごく大事なことですよね。
また、僕も気を引き締めて
がんばりたいと思います。
ちなみに、その彼に
「タッチコード」って名前
ダサいですよねって言われました。
タッチコードの社名は
「琴線に触れる」という
意味なのですが、
その社名は、琴線に触れません。
って言われました。
ショックで、食べていたラーメンを
残しそうになりました。
完食しましたが。
そんなことない!
タッチコードって本当に素敵な名前ですよ!
って方は、ぜひ、このメールに返信いただければと思います!
さて、今日は、
患者さんに「紹介」をもらったときに、
絶対に、お金を渡してはいけないという
お話をしたいと思います。
ちょっと想像してほしいのですが、
ある男性が、女の子とデートをして
そのあと、夜を一緒にすごして、
そのお礼にと、男性が女性に
「昨日はよかったよ。お礼はこれでいいかな?」
といって、一万円札を数えて、
それを彼女に渡したら、
彼女はどんな反応をするでしょうか?
おそらく、二度と、その彼女は
デートしてくれないでしょう。
もしくは、その彼女も割り切って、
お金の介在する関係が始めるでしょう。
「紹介したら◯◯円!」
というキャンペーンが、
成功しているのをみたことがないのは、
このためです。
患者さんの好意に対して、
お金で報いようとするのは、
この状況とすごく似てるんです。
こういう実験もありました。
車のタイヤ交換で困ってる人がいたときに、
どれくらいの人がそれを手伝ってくれるか?
という実験です。
最初のグループでは、
「困ってるので、助けてください」とだけ言い、
もうひとつのグループでは、
「3ドルで手伝ってくれませんか?」と言いました。
どうなったかというと、
先生の予想どおり、
最初のグループではほとんどの人が手伝ってくれましたが、
あとのグループでは、逆に、誰も手伝わなかったのです。
「お金」が登場すると
途端に、そのやりとりが「市場取引」に変わってしまうんですね。
困ってる人を助けようという気持ちは
人間誰でもあるけど、
3ドルで割に合わない仕事をしようとは
誰も思わないんです。
ですから、先生も患者さんへの感謝の気持ちは
お金で渡すべきではありません。
もし、どうしても感謝の気持ちを伝えたいなら
「プレゼント」の方がずっと効果的です。
たとえ、相手が欲しくないものでも
とても喜んでくれます。
ただし、そのプレゼントの値段は言ってはいけません。
お金と渡したのと同じ反応になってしまうからです。